理想の撮影スタジオに出会うために、確認すべき8つのポイント!
記念写真の撮影や商品紹介写真、個人モデルの撮影などで、レンタル撮影スタジオを使おうと考えている方はたくさんいらっしゃると思います。
レンタル撮影スタジオは、活用することで写真の表現の幅を広げることができ、効率的に撮影することも可能です。
レンタル撮影スタジオについてネットで検索をしてみると、ポータルサイトなどを中心に多くのスタジオを見つけることができます。
そこで今回は、レンタル撮影スタジオを選ぶ際に注意すべきポイントをご紹介していきます。
コンセプト
まずは、自分が撮りたい写真のコンセプトにあったスタジオを選ぶことが重要になってきます。どんなものを撮影するのか、どんな世界観を表現するのか。表現したいものによって、使用すべきスタジオは大きく変わってきます。
レンタル撮影スタジオには、ハウススタジオなどを中心に様々なコンセプトのスタジオが用意されています。和風や洋風、屋外スペースの有無などバリエーションは多岐に渡ります。
そして、撮影だけに特化したシンプルな白ホリ(ホリゾント)スタジオや黒ホリスタジオなども存在します。
写真で表現したい世界観を明確にして、使用するスタジオのコンセプトを選定すると良いでしょう。
広さ・その他のスペース
広さもスタジオ選びでは重要な要素です。
スタジオの広さは、利用人数や撮影内容に応じて選択する必要があります。
利用人数の多い撮影では、スムーズに進行させるためにも広めのスタジオが向いています。
また使用するレンズの種類や、被写体の全身を撮影するのか、バストアップだけなのか等で必要な広さが異なってきます。
そして、見逃しがちなのが天井の高さです。
天井の高さによって写真の雰囲気は大きく変わってきます。高さ次第では持ち込みたいと考えていた機材を持ち込むことができない場合もあります。
利用人数や撮影内容に応じて、スタジオの広さや天井の高さを事前に確認しておくようにしましょう。
また、会場に撮影場所以外のスペースがあるのかもチェックすべきポイントです。
モデルさんを起用しての広告撮影などでは、メイクをするためのスペースが必要となります。大人数の撮影の場合は、控え室やクライアント待機用のゲストルームがあった方が良いでしょう。
撮影場所以外のスペースの有無や利用条件についても、選定時にチェックするようにしましょう。
設備
スタジオにどんな設備が備えられているのかは大切なポイントです。
例えば、白ホリスタジオの場合はストロボなどの照明機材は備え付けてある場合がほとんどです。メーカーや機種を事前に確認しておくと当日になって慌てる必要がないでしょう。
レンタル機材や消耗品などの有無についても調べておくことをおすすめします。
多くのスタジオではアンブレラやバンクなどのアクセサリー、トレーシングペーパーやバックペーパーなどの消耗品が用意されています。
スタジオにない機材は、持ち込みが可能なのか、またはレンタル業者に手配してもらえるのか。気になる点がある場合は、事前に問い合わせておきましょう。
ハウススタジオの場合は、スタジオによって用意されている家具や小道具などが異なってきます。撮影内容に合わせて、必要な家具や小道具が揃っているか、レンタルできるものなのかを確認しておくと良いでしょう。
またスタジオでは使用できる電気容量が決まっています。通常のストロボ撮影には対応できますが、特殊な機材(大型扇風機やHMIライトなど)を同時に使用する場合には容量を超えてしまう可能性があります。事前確認を怠らないようにしましょう。
立地条件・駐車場
スタジオの立地条件や駐車場の有無も選定の際には重要な要素になってきます。
立地条件
立地条件は移動時間のあまりかからない場所、駅などから近くアクセスしやすい場所ですと撮影スケジュールや前後の流れを組み立てやすいというメリットがあります。
また、道中の状況も確認しておくことをおすすめします。階段が多かったり、坂道が続いていたりする場合は機材の搬入方法を検討しなければならないためです。
スタジオ周辺のお店なども調べておくと、撮影時に忘れ物をした際などに対処することができるでしょう。
駐車場
大きな機材を搬入する場合には車を使用することになるため、駐車場の有無についても確認しておくことが重要です。
駐車場の有無、ある場合は駐車可能台数、ない場合は近隣のコインパーキングの位置、これらを確認しておくと良いでしょう。コインパーキングを利用する際には、撮影全体の予算に駐車場代が加算されることも忘れないように気をつけてください。
エレベーターの有無、搬入口のサイズ
撮影機材を持ち込むためのエレベーターの有無や搬入口のサイズ確認も怠らないようにしましょう。
大きな機材や商品、美術のパネルなどを撮影で用いる場合は特にエレベーターの有無やサイズを確認しておくことが大切です。せっかく会場まで運んでも中に入れることができなければ撮影で使用できません。
大きな機材を持ち込む予定のある場合には、事前にエレベーターや搬入口のサイズを確認しておきましょう。
利用料金
撮影を行う場合には、あらかじめ予算が決まっていると思います。例えどんなに条件にぴったりのスタジオが見つかっても、予算に合わなければ使用することができません。
撮影にかかる経費の中でも、スタジオの利用料金は大きな部分を占めます。しっかりと確認を行いましょう。
スタジオのレンタル料は、同じ1時間という長さでも、曜日や時間帯などによって変わってきます。
また、表示価格が税込なのか、レンタル料以外にも登録料や事務手数料がかかったりしないのか、レンタルは何時間から行うことができるのかなど、細かい部分の確認も忘れないようにしましょう。
予約方法・支払方法・キャンセルポリシー
予約や支払方法、キャンセルポリシーも事前に確認をしておきましょう。
予約完了のタイミングはスタジオによって異なります。メールの受信で予約完了の場合もあれば、利用料金の入金があったタイミングで予約が完了する場合もあるなど様々です。
また予約完了後のキャンセルは、キャンセル料が発生する場合があります。何日前からキャンセル料が発生するのか、そもそもキャンセルは可能なのかなどキャンセルポリシーの確認もしっかりと行いましょう。
規約
スタジオごとにそれぞれ異なった規約が決められています。
使用できる機材についてや、撮影可能な時間帯、音に関する注意点などが明記されている場合があります。規約の内容によっては、行いたい撮影ができないこともありますので予約を確定させる前によく確認すると良いでしょう。
まとめ
撮影スタジオは、撮影の幅を広げたり、効率的に撮影を行えたりと活用することでのメリットがたくさんあります。
ぜひ上記で紹介したチェックポイントを参考に、撮影内容にぴったりのスタジオを見つけて、素敵な写真を撮影してください。