撮影スタジオの開業方法「開業費用編」

撮影スタジオの開業時にかかる費用にはどういったものがあるのかを解説します。
まず、開業時の費用としては、物件取得に関する費用と、撮影スタジオ投資に関する費用に大別されます。
それぞれの費用について詳しくみていきましょう。

物件取得に関する費用

保証金

住居用物件でいうと敷金に相当する名目です。
住居用物件では、敷金は賃料の1ヶ月というのが多いですが、テナント用物件では賃料の6〜12ヶ月程度を保証金として定めている物件が多いです。

保証金は契約解除時には返ってくるお金ですが、一般的には償却額が設定されており、それを預けた保証金から差し引かれた金額が返金されます。

礼金

おもに関東地方にみられる慣習で、契約時に物件オーナーに対して支払われるお金で、賃料の1〜2ヶ月分が相場です。
礼金は契約解除時にも返金されません。

仲介手数料

不動産屋に支払う手数料です。
賃料の1ヶ月分が相場です。

造作譲渡費

前テナントの内装や設備をそのまま受け継ぐ居抜き物件の場合には、前の借主にその譲渡代金を支払うことになります。
金額は、内装や設備の状態などによって様々です。

前家賃

一般的には、契約日からその翌月分までの賃料を前家賃として支払います。
契約月は日割り計算されます。
まれに、物件引渡し日が契約日とは異なるケースがありますが、そのような場合には、引渡し日からの日割りで計算されます。

スタジオ投資に関する費用

設計費

内装の設計図を制作するための費用です。
業者によって、坪単価で算出される場合や、内外装工事費を基にして算出されるなどの違いがあります。
内外装工事費の10〜15%ほどが相場です。

内外装工事費

内外装工事の費用です。
撮影スタジオのタイプにより金額に大きな幅がでてきます。
ハウススタジオとホリゾントスタジオであれば、坪単価は圧倒的にホリゾントスタジオが安価です。

設備工事費

電気やガスなどの資格が必要な工事がかかる費用です。
キッチンスタジオやシャワー付きのスタジオなどの場合には費用が高くなってきます。

機材・資材費

照明機材・バック紙・三脚などの機材や資材の購入費です。
メイクルームに設置する鏡なども必要です。

販売促進費

ホームページ制作料や専門誌への広告出稿料などの集客のために必要な費用です。
スタジオは飲食店や美容室などとは違い、開業すればお客様がはいってくるような業態ではありませんので、ホームページの制作は必須でしょう。

備品費

名刺からトイレットペーパーに至るまで、細かな備品の購入費です。
その他にインターネットを繋ぐためのモデムであったり、音楽を流すためのポータブルスピーカーなどもあるとよいでしょう。

まとめ

開業時には、物件取得と撮影スタジオ投資のための費用がいろいろとかかります。
計画的に開業資金を準備して、撮影スタジオ開業に向けて準備をしましょう。

この記事を書いたひと

児島大
児島大

株式会社296 代表取締役。Webサイト制作や動画制作などの会社しています。実は元パティシェという異色の経歴。

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