レンタル撮影スタジオの収益構造と必要経費

事業計画を立てるにあたって、収益構造と必要経費について予測を建てる必要があります。この記事では、撮影スタジオのビジネスモデルについて考えてみたいと思います。

撮影スタジオの収益構造

撮影スタジオの収益構造は、どういったコンセプトのスタジオを運営するかによって大きくは2つに分かれます。ひとつは撮影技術に対する対価で、もうひとつがスタジオスペースを貸すことによる対価です。
それではひとつずつみていきましょう。

撮影技術に対する対価を収益とする

スタジオオーナー自身がカメラマンの場合には、七五三などのイベント撮影やプロフィール撮影など個人の方からの請け負うことで収益をあげることができます。

単価はカメラマンによって、おおきく値段設定が異なりますが、1時間20,000円からでしょう。これに衣装などをレンタル手配したりする場合には、そういった手数料収入も見込めます。

撮影スペースを時間貸しすることを対価とする収益

レンタル撮影スタジオといわれる業態です。
スタジオオーナーがカメラマンである必要はなく、機材などの設備が整ったスペースを時間単位で貸し出すことで収益をあげる方法です。
おもな利用者は、カメラマンやメディア関係者やアパレルブランドなどの企業が比較的多くなることが想定されます。

撮影スタジオの必要経費

スタジオを運営しはじめると、当然ながら毎月経費が発生します。
この経費よりも高い売上をあげることができなければ、スタジオを継続させることはできません。
まずは、どんな経費があるのかを、代表的なものをあげてみます。

賃料

固定費のなかで最もおおきな経費が賃料です。
坪単価は地域毎に相場が異なりますが、撮影スタジオの場合には、坪1〜2万円くらいの物件が非常に多いです。

水道光熱費

キッチンスタジオやプール付きのスタジオのような特殊なスタジオを除けば、水道料金とガス料金はそんなに高額にはなりません。
電気料金については、撮影時にストロボを利用したり冷暖房を稼働させたりしますので、1ヶ月あたり2,000〜4,000円/坪 程度はかかってくるでしょう。

通信費

最近では、WiFiが完備されているところが多いですので、インターネットの回線料が必要になるでしょう。インターネットプロバイダ料とあわせても、月5,000程度でしょう。
それ以外には、スタジオに設置する問い合わせ用の電話料金がかかります。

人件費

スタジオの清掃や電話などの問い合わせ対応などにかかる稼働です。
また、スタジオメンテナンスにかかる人件費も計算しておかなければなりません。

消耗品費

トイレットペーパーなどの消耗品費です。
金額自体はおおきなものではありません。

スタジオメンテナンス費

白ホリゾントのスタジオであれば、定期的にペンキを上塗りして、きれいな状態を保たなければなりません。
大規模なスタジオは、毎日、使用した箇所のペンキを上塗りしているようなところもあります。

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