バック紙ってなに?サイズやカラーバリエーションなどの基本について
白ホリスタジオで撮影を行う際、背景が白だけでは物足りなく感じてしまう場合があるかと思います。
白くてシンプルな背景は、大変使い勝手の良いものですが、時には白以外の背景での撮影を、同時に行いたいケースもあります。
そんな時に便利なのが、バック紙です。バック紙とは、写真撮影などの際に、背景として利用する紙のこと。バック紙を利用することで、様々な色や柄の背景で撮影を行うことが可能となります。
今回は、そんなバック紙についてご紹介します。
バック紙とは
バック紙とは、写真撮影などにおいて、背景として利用する紙です。背景紙、バックペーパー、バックグラウンドペーパーなどと呼ばれる場合もあります。多様なカラーや柄が用意されており、利用することで、一度の撮影で様々な背景のバリエーションを演出することが可能になります。
冒頭でもご紹介しましたが、バック紙は、白ホリスタジオでの撮影において利用されることが多いです。
背景によって写真の雰囲気は大きく変わります。そんな背景を、手軽に変更することができるのが、バック紙を利用するメリットです。
代表的なメーカー
バック紙には、いくつかの代表的なメーカーがあります。輸入品がほとんどです。
以下、取り扱いメーカーと商品名を紹介します。
メーカー | 商品名 |
---|---|
スーペリアメンテ | スーペリアバックペーパー |
銀一 | セットペーパー |
TAKE | サベージバックグラウンドペーパー |
アナミ海外株式会社 | BDバックグラウンドペーパー |
上記が、国内でバック紙を取り扱っているメーカーになります。この他にも、取り扱いはありますが、上記で紹介したメーカー品であれば、品質に大きな問題はないでしょう。
バック紙のサイズ
バック紙は、幅と長さでサイズが決まっています。
先ほど紹介したメーカーですと、幅2.72m×11m巻のものが基本サイズとなります。これは、人物撮影が行えるスタジオの最低サイズを基準にしています。
多くのメーカーが幅2.72mを標準サイズとして、3.56mのワイドサイズ、1.36mのハーフサイズ、0.66mのクオーターサイズなどを取り揃えています。それ以外にも、1.5mや0.9mなど、メーカーによって様々な幅が用意されています。
また、長さは1m程度から50m近いものまであります。バック紙は基本的には、消耗品なので、撮影が多い方は長いものを購入するとお得になりそうです。
バック紙の色の種類
バック紙の色は、メーカーによっても異なりますが、多種多様なカラーが用意されています。
スーベリアバックペーパーは55色、セットペーパーは51色が用意されています。これだけのカラーバリエーションなので、基本的な撮影で、背景色で困ることはなさそうです。
また、カラー以外にも、レンガや木目、タイルなどの柄のバック紙も用意されています。カラーのものに比べると汎用性は低くなってしまいますが、特定のシチュエーションにおいては使い勝手がよいでしょう。
バック紙の料金
バック紙の料金は、その幅と長さで変わってきます。
スーペリアバックペーパーの場合、幅2.72m×11m巻のもので12,960円です。半分のサイズである、幅1.35m×5.5mですと5,500円で販売されています。
特殊な柄の場合は、値段が高くなる傾向にあります。
まとめ
バック紙は、手軽に様々な背景を表現することのできる大変便利なものです。
効果的に活用することで、撮影の幅を広げることが可能となります。いろんなカラーやサイズが用意されていますので、使用する際は、撮影内容にあったものを適切に利用するように心がけるとよいでしょう。