スタジオ撮影には欠かせない!ジェネレータータイプのストロボについて
WHITEPANDAでは、これまで何度も、ライティングの重要性をお伝えしてきました。改めて述べますが、写真撮影において、ライティングは大変重要です。
白ホリスタジオなど、自然光の取り込めない作りとなっているスタジオでは、照明機材を使用して撮影を行います。代表的な照明機材と言えば、ストロボ。そして、ストロボの中でも、撮影スタジオで利用する機会の多いものが、ジェネレータータイプのストロボです。
ジェネレータータイプのストロボは、撮影スタジオ以外でお目にかかることはなかなかないものかもしれません。
今回は、そんなジェネレータータイプのストロボの基本となる情報をお伝えしていきます。
ジェネレータータイプとは
以前、別の記事において、ストロボには大きく3つの種類があると紹介しました。
そのうちの一つが、今回ご紹介するジェネレータータイプのストロボです。
ジェネレータータイプとは、発光部分(ヘッド)と蓄電部分(ジェネレーター)が分離しているタイプのストロボを指します。
ストロボは瞬間的に大きな光を発する装置です。一度にパワーを放出するため、一度電気をチャージする必要があります。その、電気をチャージする役割を担うのがジェネレーターです。
ジェネレーターに蓄えられた電気が、ヘッドから光となって放たれることで、撮影時に瞬間的に大きな光量を確保することができます。
ジェネレータータイプの特徴
ジェネレータータイプのストロボには以下のような特徴があります。
- 光量が大きい
- 光を細かく調整できる
- 価格が高価である
それぞれ確認していきましょう。
光量が大きい
ジェネレータータイプのストロボのまず1番の特徴が、光量が大きいことです。光量の大きいものでは、4800Wといった非常に明るい光を焚くことが可能です。
電気を貯めるための専用のジェネレーターがあることで、大きな光量を実現できています。
そして、ジェネレータータイプはモノブロックタイプと比べて、チャージ時間も短くて大丈夫な場合が多いです。動きのある撮影では、連続して、テンポよく撮影することが可能となります。
光を細かく調整できる
ジェネレータータイプは、光の調整を細かく行えます。
出力を細かく調整できるので、光のバリエーションを豊富に持たせることが可能となります。ヘッドを複数使用して撮影をする場合、独立調光のできるタイプのジェネレーターであれば、それぞれのヘッドごとに、出力の調整を行えます。
逆に、複数のヘッドの明かりを一元管理することもできるため、ストロボをたくさん使用する撮影では、調整を楽に行えるというメリットもあります。
価格が高価である
ジェネレータータイプのストロボは、クリップオンストロボやモノブロックストロボと比べると高価です。
ジェネレータータイプでは、ジェネレーターとヘッドをそれぞれ買い求める必要があります。
ジェネレーターは、安いもので15万円程度から販売されており、高いものだと200万円になるものも存在しています。ヘッドは、5〜30万円ほどで販売されています。
1セット揃えるのに、安い組み合わせでも20万円近くかかるのが、ジェネレータータイプのストロボです。その分、クオリティの高いライティングが可能となります。
持ち運びも大変なため、なかなか個人で購入することはなく、スタジオに備え付けのものを利用することが多いです。
まとめ
ストロボの種類の中でも、最も大きな光量を確保できるのが、ジェネレータータイプのストロボです。
大きな光量で、調整も細かくできるため、高価な照明機材ではありますが、利用することでライティングのクオリティを格段に高めることができます。
レンタルしたスタジオで利用する機会もあるかと思いますので、今回紹介した特徴は、頭にいれておくようにしましょう。