ライティングで大活躍!写真撮影のアンブレラについて
大型のストロボを使用する際、照明を直接被写体に当てると、光が強すぎる場合や光の当たる範囲が狭い場合があります。
そんな時に、あると便利なアクセサリーがアンブレラです。アンブレラは、大型のストロボと共に利用する、アクセサリーです。
今回は、アンブレラの特徴について紹介していきます。
アンブレラとは
アンブレラとは、写真撮影の際に照明機材と共に利用されるアクセサリーです。形が傘にそっくりなことから、アンブレラと呼ばれています。
傘にそっくりの見た目ですが、種類がいくつもあり、撮影に応じて、アンブレラを使い分けることが大切になります。
傘にそっくりですが、撮影用のアンブレラには取手がついていません。普通の傘との一番の違いは、取手の有無かもしれません。
アンブレラの特徴
アンブレラには、以下のような特徴があります。
- 光を拡散させる
- 光を柔らかくする
それぞれ見ていきましょう。
光を拡散させる
アンブレラには、光を拡散させる効果があります。
冒頭でも紹介しましたが、撮影の際に、被写体に直接光を当ててしまうと、光の当たる範囲が狭い場合があります。より全体的に光を当てたい場合には、アンブレラを使用して、光を拡散させます。
アンブレラを使用して、光を拡散させることで、被写体全体を照らすことができます。
光を柔らかくする
光を拡散するにも通じている部分ですが、アンブレラを使用することで、光を柔らかくすることができます。
照明機材を直接当ててしまうと、光が強すぎる場合などに、アンブレラを使用して光を柔らかくします。
柔らかい光は、写真の雰囲気を優しくしたり、影を薄くしたりする効果があります。
アンブレラの選び方
アンブレラは、ネットで1,000〜3,000円と、購入しやすい金額で販売されています。
アンブレラを選ぶ際には、色・サイズ・深さの3つのポイントを確認すると良いでしょう。
色
アンブレラの反射面の色は、白、銀、透過の3つが代表的です。
白は、最も一般的なもので、反射する光が柔らかく、拡散させやすいという特徴があります。扱いやすく、初心者の方におすすめのタイプです。
銀は、白に比べると反射する光が硬く、コントラストを出す際や、色味の調整などで使用されます。
透過は、光が柔らかく、ぼんやりと広がっていくという特徴があります。照明機材の高さが低くても使用することができます。
サイズ
アンブレラのサイズは、30〜70cm程度の様々なサイズが存在します。
アンブレラのサイズが大きくなるほど、光が拡散する範囲が広がり、柔らかい光となります。ですが、アンブレラのサイズが大きくなるほど、光量は小さくなります。
使用する照明機材の光量の大きさも加味しながら、アンブレラのサイズを決定すると良いでしょう。
深さ
アンブレラには、大きく分けて、浅型と深型の2種類があります。
浅型は、広い範囲に光を届けることを得意としています。
深型は、浅型に比べて均一に光を照射し、中心部がとても明るくなるという特徴があります。
深さによる、光の雰囲気の違いも考慮するようにしましょう。
まとめ
アンブレラを使用することで、照明機材の光を広い範囲に届け、かつ光を柔らかくすることが可能となります。
色、サイズ、深さによって、光の雰囲気が変わってきますので、アンブレラを選ぶ際には、紹介したポイントを、ぜひ参考にしてみてください。