照明機材とカメラの画像

魅力的な写真を撮るために!スタジオ撮影のライティングで注意すべきこと

スタジオでの写真撮影において、そのクオリティを大きく左右する要素の一つがライティングです。ラインティング次第で写真の雰囲気や完成度は大きく変わってきてしまいます。

ライティングとひとまとめにしても、白ホリスタジオとハウススタジオでは考え方や注意すべきポイントが異なります。

今回はスタジオ撮影におけるライティングの基礎と注意点をお伝えしていきます。

そもそもライティングとは

そもそもライティングとはなんでしょう。

日本語で簡潔に説明するならば「照明」という言葉が一番しっくりくるかと思います。写真撮影を行うために被写体を明るく照らすことが、最も基本的なライティングの意味です。

しかし、ただ明るく照らすというだけでなく、光の加減によって被写体の魅力をより引き出すというのもライティングの重要な要素です。

明るく照らすだけではない

ライティングは、明るく照らすだけでなく、被写体の魅力を引き出すように工夫することが大切です。

例えば人の顔の印象は、メイクや表情だけでなく、光の当たり方によっても大きく異なってきます。柔らかい暖色系の光に照らされていると「優しそうな印象」を与え、硬い寒色系の光に照らされていると「クールな印象」を与えます。

女の子が眠っている写真
柔らかい暖色系の光は優しそうで幸せそうな印象を与える

また、やみくもに強い光を当ててしまうと、写真から立体感が損なわれてしまいます。すると、無機質でつかみどころのない印象を与えてしまいます。証明写真機で撮影したような写真です。

ただただ明るく照らすだけでなく、被写体の魅力を引き出すようなライティングを心がけるようにしましょう。

スタジオごとに異なる注意点

撮影において、ライティングがいかに重要なのかはご理解いただけたかと思います。明るさを確保するだけでなく、被写体の魅力を出すのがライティングの役割です。

そんなライティングですが、スタジオの種類によって注意すべきポイントが異なります

例えば、白ホリスタジオでは、外から光を取り込めない場合が多いので、人工的に光を作って撮影することになります。また、ハウススタジオでは、自然光を取り込める場合が多いので、自然光を上手く使って撮影する必要があります。

白ホリスタジオとハウススタジオ、それぞれのライティングの注意点を見ていきましょう。

白ホリスタジオにおけるライティングの注意点

白ホリスタジオでは先述の通り、外から光を取り込めない場合がほとんどです。そのため照明機材を用いて光を作って撮影することになります。

白ホリスタジオでのライティングで注意すべきポイントは主に次の2点です。

  1. 十分な明るさがあるか
  2. 欲しい光を作れる機材が揃っているか

それぞれ確認していきましょう。

十分な明るさがあるか

スタジオ撮影でのライティングには、大きく分けて、瞬間光(ストロボ)と定常光(蛍光灯など)の2種類があります。

この2種類の光で、撮影を行うのに十分な明るさを作り出さなければなりません。写真撮影の場合は、瞬間光(ストロボ)を使用することが多いです。

大抵の白ホリスタジオでは、ストロボなどの照明機材を備え付けで持っているので、その照明機材で必要な明るさを作れるのか、事前に確認しておきましょう。

欲しい光を作れる機材が揃っているか

多くの撮影スタジオでは、一通りの照明機材を備えています。ですが、特殊な照明機材の場合、スタジオでは所有していないこともしばしばです。

写真によって表現したい世界観や印象を事前に決めることで、必要なライティングが明確になります。事前にイメージをはっきりさせ、欲しい光のために使うべき照明機材を明らかにしておくと良いでしょう。

利用したい機材が判明したら、利用するスタジオにそれらの機材があるのか確認しておきましょう。場合によっては、持ち込まなければいけないケースも出てきます。

スタジオによっては、機材の持ち込みがNGな場合もあります。また、ほとんどのスタジオで最大電気容量が定められています。それらの点にも注意を払うようにしましょう。

スタジオ選びのチェックポイントに関しては、以下の記事が参考になりますので、ぜひご確認ください。

ハウススタジオにおけるライティングの注意点

ハウススタジオでは、白ホリスタジオと変わって、自然光を取り込める場所がほとんどです。そのため、自然光でのライティングにおける注意点を意識する必要があります。

  1. 十分な明るさがあるか
  2. 時間帯による違い

一つずつ確認していきましょう。

十分な明るさがあるか

白ホリスタジオでも出てきた項目ですが、十分な明るさがあるかは大切なポイントです。特にハウススタジオでは照明機材が用意されていない場合がほとんどです

ですので、自然光と常設光(蛍光灯など)で、撮影に十分な明るさを確保しなければなりません。

照明機材の持ち込みがOKなスタジオもありますが、ハウススタジオの場合は家庭と同じ最大電気容量の場合がほとんどですので、特殊な照明機材は使用することができないと考えておいた方が良いでしょう。

時間帯による違い

自然光でのライティングの場合、時間帯によって、明るさや明かりの色が大きく変わってきます。

窓から光が差し込む様子
自然光は時間帯によって大きく変化する

例えば、窓から自然光を取り込んでライティングをする場合、時間帯によって光の色や、光が入ってくる角度が変わってきます。自分が撮影をしようと考えている時間帯の自然光の状態を、きちんと把握しておくようにしましょう。季節によっても光の状態は大きく異なるので注意が必要です。

ライティングの状況を事前に把握しておく

白ホリスタジオでもハウススタジオでも共通して言えることが、ライティングの状況を事前に把握しておくのが大切だということです。当日になって不測の事態に直面してしまっては、対応しきれない可能性もあります。

撮影の前に、スタジオの情報を調べておくようにしましょう。スタジオのホームページや、スタジオ検索サイトなどに掲載されている情報が大変便利です。

また、実際にスタジオに行って確認を行う、ロケハンを実施するのもとても有効です。写真だけでは見落としてしまうポイントに、気づくことができるでしょう。

ロケハンのやり方については以下の記事でまとめていますので、お読みでない方はぜひご確認ください。

まとめ

スタジオ撮影におけるライティングは、写真のクオリティを左右する大きな要素です。

必要な照明機材が揃っているのか、自然光は時間帯によってどんな状態なのか。ライティングにおける注意点をしっかりと意識して、可能であれば撮影前に状態を把握し、素敵な撮影を行ってください。

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